「坐月子」って知ってる? 義母から教わった中国式産後養生術

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妊娠35 週目! 9月の出産予定日が近づいてきました!
夫が約1年間の育休を取得してくれるのは、これ以上ないほど心強いです。ただ、私たち夫婦は両親も義両親も少し離れた場所に住んでいるため、里帰りをせずに産後を迎える予定です。そんな中、義母が教えてくれた中国の伝統的な産後養生「坐月子(ズオユエズ)」の考え方が参考になったのでご紹介したいと思います!
「坐月子」とは? なぜ手厚くケアするのか
坐月子は、中国や台湾などの中華圏に伝わる伝統的な産後養生の習慣です。「月子を過ごす(=1ヶ月間静養する)」という意味の通り、出産後のおよそ30日〜42日間を特別な回復期間と捉え、母体をしっかり休ませるための生活様式や食事法全般を指すそうです。
中医学(東洋医学)では、出産によって母体は大量の「気(エネルギー)」と「血(血液・栄養)」を消耗し、一生のうちで最も体が弱り、冷えが入り込みやすい状態になると考えられているとのことでした。この時期に無理をしたり体を冷やしたりすると、将来的に頭痛や関節痛、手足の冷え、慢性的な疲労などの不調が残ってしまうと信じられてきたそうです。そのため、「出産後の1ヶ月で体をしっかりメンテナンスし、リセットする」という意識が中華圏には強く根付いているとのことでした。
「坐月子」の伝統的なルール
伝統的な坐月子には、体を守るための徹底したルールがあるそうです。水は必ず温かいものを飲み、生野菜や果物などの体を冷やす食材は避けること。長袖・長ズボン・靴下を着用し、扇風機やエアコンの風を体に直接当てないこと。昔はさらに「お風呂・洗髪の禁止」「水に触らない」「外出しない」といった徹底したルールもあったそうですが、これは当時の温水設備や暖房が乏しく、入浴による感染症や冷えのリスクが高かったことが背景にあるとのことでした。
現代では、こうした極端な制限は見直され、「温湯を使い、洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす」「室温を適切に保つ」など、無理のない清潔維持が推奨されているそうです。
私たち夫婦なりの取り入れ方
伝統的な坐月子をそのまま再現するのは難しいですが、実家も義実家も近くに頼れない私たちにとって、この考え方は「夫婦2人で乗り切る体制」を事前に作っておくヒントになりました。
役割分担:「ママは養生」「パパはプロのケア員」
坐月子の一番の考え方は、産後1ヶ月間、ママは体を治すことと授乳に集中するというものです。私たちも、ママの担当は体の回復・授乳・赤ちゃんとの触れ合いや休むこと、パパの担当は家事全般(料理・掃除・洗濯・買い物)と赤ちゃんのお世話(おむつ替え・沐浴・抱っこ・寝かしつけ)という形で、事前に役割を決めておくことにしました。ありがたいです…!
「月子餐」を意識した食事戦略
代表的な月子餐には、鶏肉をごま油と生姜、米酒で煮込んだ「麻油鶏」や、豚足と落花生の薬膳スープ「猪脚花生湯」(母乳の出を良くするとされているそうです)などがあるそうです。9月下旬から10月にかけては少しずつ肌寒くなる時期なので、私たちも体を温め、消化によい食事を中心に組み立てようと考えています。具だくさんの豚汁や、生姜を入れた鶏スープ、根菜のスープを常備し、ごま油や生姜を隠し味に使う予定です。
パパが料理で倒れないための仕組みづくりも大事だと感じています。出産前にスープや煮物を多めに作って冷凍しておくほか、外部サービスもフル活用しようと思っています。実際に試してみて美味しかったのが、こちらの無印良品のスープです!
▶️無印良品 食べるスープ 揚げ茄子と豚肉の生姜スープ 4パック

生姜がしっかり効いていて、温活にもぴったりでした!
ほかにも、有名店の惣菜を選んで組み合わせられるような宅配サービスがないか、産後の食事戦略として引き続き探しているところです。水分補給も、常温〜温かいルイボスティーや黒豆茶、たんぽぽ茶などをこまめに飲み、冷たい飲料は避けるようにしようと思っています。
自治体の「産後ケア事業」も選択肢に
身内が近くにいない家庭にこそ、行政の産後ケア制度は現代版の「月子中心(産後ケアセンター)」として活用できそうですよね。宿泊型・デイサービス型など、自治体の助成を使って助産院や産科ホテルに格安で滞在・日帰り利用できる制度もあるとのことなので、私自身、両親・義両親の協力ある無しに関わらず、出産前に住んでいる自治体の窓口に相談しました。この産後ケア事業については、また別の記事で詳しく調べてまとめる予定です。
現代の坐月子事情
現代の中華圏では、伝統的な教えと現代医学・衛生管理を融合させたスタイルが定着しているそうです。専門のホテルのような施設に1ヶ月滞在する「月子中心」というスタイルが人気で、24時間体制で看護師や助産師が赤ちゃんの世話をし、栄養士監修の月子餐が1日5〜6食提供されるとのことでした。自宅で過ごす場合でも、産後ケアのプロ「月嫂(ユエサオ)」を1ヶ月間雇い、家事・料理・赤ちゃんのお世話を任せて母親は休養に専念するケースも多いそうです。実際に中国に住んでいる私の義理の妹もこのサービスを利用していて、沐浴指導から栄養指導まで対応してもらえて助かっていると話していました。
まとめ
坐月子は単なる伝統行事ではなく、出産した母親を社会と家族全員で守り、徹底的に休ませるための仕組みなのだと、義母の話を聞いて感じました。実家も義実家も近くに頼れない私たちだからこそ、この考え方を参考に、夫婦2人でしっかり乗り切れる体制を今のうちに整えておきたいと思います。
Sowa

